おん通信

現役名大下宿生が書く、気ままブログ

【研究室の日常】大学の研究室ってどんなかんじ?

 

大学の研究室。皆さんはどんなことを思い浮かべますか? 

何をやっているのかよくわからない。漠然と、いつも人がいる。私はこんなイメージを持っていました。

研究室に配属されて早半年。いつのまにか研究室での生活がなじんでいました。

思い返している見ると、研究室に配属される前と今では全く違う生活を送っています。

そんなわけで、今回は大学の研究室について書いていこうと思います。

 

研究室とは、居室+実験室

 

 

一般的に「研究室に配属される」とか、「あなたの研究室は~」などと言う場合の研究室は、部屋のことではなく「その教授が管理する集団」のような意味合いです。

実際に研究室に配属されると、学部生や院生、ドクターやポストドクターの人がデスクワークをする部屋が研究室生活の中心になります。この部屋が居室です。

教授や准教授などの先生には個別の部屋があるので、会おうと思わないと意外に会う機会は少ないです。居室には大学から支給された、自分専用の机やパソコンがあります。また、研究室ごとにネットワークもあります。

私の研究室の居室は、学生同士が好きなことを話し合ったり、議論したり、中には寝てる人やゲームをしている人もいますが、かなり好き勝手に使っています。

実験をするときは、実験室に行き(実際には部屋の番号で呼び合う)実験等をします。

 

研究室は第二の家(研究室の生活環境)

 

 

いきなりブラックだな。と思った人いるでしょう? そういうことを言いたいのではなく、研究室では殆ど家のように暮らせるという意味です。

つまり、生活ができる設備が整っているということです。

居室には冷蔵庫やシンク、コンロ、食器類、ソファ、調味料などなど、シャワー以外の生活用品はほぼそろっているケースがおおいです。因みにほとんどの研究室の居室には酒が完備されていると思います(笑)。

私の研究室では、居室から離れたところにある実験室にも、生活スペースがあり寝泊りできます。

ひとによっては生活の中心が研究室なるなんてこともしばしばあります。

 

 

研究室に配属されると24時間大学に入れる

 

 

名古屋大学では、建物の入り口に電子キーをかざすところがあります。研究室に配属されると、学生証がキーの代わりになり自分が関係する建物には24時間出入りが自由になります。

そのせいかどうかわかりませんが、私の研究室には体内時計がアメリカに設定されている人もいたりします。だから不夜城なんて言われるんだよなー。まあ、昼夜逆転していても研究はできるようです。

大学に24時間いつでも入れるのはなかかないいですよ。バイト行く前に荷物を置いておけるし、好きな時に研究を進められますから(夜に実験はできない決まりですが)。研究室に配属されると帰る時間が遅くなる日もあります。建物は19時に閉まってしまいますが、学生証が登録されていれば、夕飯を食べに行くこともできるようになるので便利です。たまに共用スペースでパーティをすることもあります(だから研究室に酒が完備されている)。

 

 

 時間の自由がかなりきく(場合もある)

 

時間の融通は研究室によるかもしれませんが、私の研究室はかなり時間を自由に妻得ます。毎週相談会と言って、研究の進捗を報告します。とはいっても、自分の番は一か月に一回あるかないかなので、真面目に研究していればそんなに困りません。

先生からは大学に来なさいとは一切言われないです。完全に時間の使い方は学生に任せているので、やることをやっていればしばらく大学に来なくても何にも言われません。計算系の研究をしている人で、半年音信不通になった人もいましたが、その人は家で研究を進めていてちゃんと成果をだし、卒業していきました(笑)。

とはいえ、研究室によってはコアタイムというものがある場合もあります。

特に化学系の研究室に多いような気がします。簡単に言うと、「〜時から〜時までは研究室にいるように」というものです。知っているところだと大体、10時から18時までが多い気がします。こう言った研究室の場合も、前もって言っておけば休めるところが多いようですが、先生によっては厳しい人もいます。研究室選びはその辺も気にするといいかもしれません。

 

 

先生方との距離がぐっと近くなる

 

 

研究室に配属される以前は、先生たちは雲の上のぞんざい。授業で会うくらいです。今でも雲の上の存在であることには変わりないのですが、心理的な距離感はだいぶ違います。研究を始めると、学生であっても一研究者として、対等に(?)先生たちと議論することがあります。

特に先生たちとの距離が縮まるのは飲み会の時。先生といえどもお酒を飲んだら酔っぱらったおっさんです。つい先日の飲み会ではテンションがあがったある先生が、そういうノリの学生と抱き合っていました(笑)。(分別はわきまえているので女性には手は出しませんよ!)そのあとは出張の疲れでその辺で寝てました(笑)。ほかにも、研究以外の、先生たちのプライベートな話や過去話、恋愛遍歴などなど、研究室に配属される前には絶対に見れなかった先生の一面が見れたりします。

 

 

最後に

 

 

研究室に配属される前と後では、まったく違う学生生活になります。端的にいうと、大学に居場所ができる感じです。もちろん部活やサークルに居場所がある人もいますが、大学生活の中心が研究室になります。研究室は大学での活動のハブとして機能し、第二の家とも言えるでしょう。