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現役名大下宿生が書く、気ままブログ

名古屋に住んで4年 名古屋走り10パターンの実態とは?

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こんにちは。管理人のおんです。本日も閲覧ありがとうございます。

今回のテーマは名古屋走り。巷では「名古屋の運転マナーは最悪」、「もう二度と車では行かない」などといわれていますが、果たしてそんなにひどいのでしょうか?

私は車は所有していませんので、ここからする話は一般道での話です。

私は車好きなので、歩道を歩くときはいつも車道を見ています。その上、毎日自転車で車道を走っています。日々生活して素直に感じたことを書いていきますので、最後まで見て頂けたら幸いです。

 

目次

 

愛知県の事故件数

 

 トヨタ自動車のおひざ元である愛知県は言わずと知れた自動車社会です。名古屋市内は道路も広く、たくさんの自動車が走っています。

愛知県警察の交通統計によると、H29の人身事故件数は39115件。うち死亡事故は200件。この数字は人身事故件数、死亡事故件数ともにワースト1位です。

事故件数は年々減少していますが、いまだに2位以下とは大きな差があります。

このような理由から名古屋は運転が荒いと噂されるのでしょう。

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                      (愛知県警察HPより作成)

 

巷で言う名古屋走りとは

 

調べたところ、名古屋走りのパーターンとして以下の様な運転が挙げられます。

 

1  信号無視 

2  速度超過

3  ウィンカーを出さずに車線変更

4  車線またぎ

5  右折フェイント

6  早曲がり 

7  右折中の追い越し

8  歩行者軽視

9  駐車方法                       

10 車間距離の狭あい                            

 (Wkipediaより 名古屋走り - Wikipedia

 

実際の運転マナーは?

 

以上に挙げた名古屋走りの特徴は本当にそうなのか? 実際に名古屋に住んでいる私が解説していきます。

 

信号無視

 見る頻度★★★★★

Wikipediaの説明

交通信号の切り替わり前後に交差点へ進入する、いわゆる信号残りと呼ばれる事象において、黄信号にあってはためらいなく進入し、赤信号に変わっても状況判断によっては進入することが見られ、名古屋走りの典型例とされている。これを「黄色まだまだ、赤勝負」と形容することもある。

 

軽度なものは本当によく見ます。特に大きな交差点。

 

黄色信号では当たり前のように突っ込んできます。ただ、明らかに赤になってから突っ込む車はほとんどいません(黄色と赤の変わり目はありますが…)。他県に比べて黄色信号で直進の判断基準が緩いのは明らかです。ふつうもう行かないでしょ ってタイミングでも突っ込みます。ぎりぎりまで突っ込みます。名古屋ではそれが普通です。

 

直進車でも多いのですが、特に大きい交差点で、右矢印が出る信号があるところ、右折車は矢印が消えてもかなり攻めていきます。もう青になっているのに前の車につづいて平気で右折していきます。まさに「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態。

  

さらに、赤信号で停車中、信号が青になりそうなタイミングでじりじりとフライングスタートする車もかなりの頻度で見ることができます。

 

速度超過

見る頻度★★★★☆

Wkipediaの説明

道が広いことで速度を上げる車が多い。先の信号が赤になることを理解していても加速して、赤信号で停車するを繰り返す。 

 

どこでもあるレベルの速度超過(制限速度プラス5~10キロくらい)だと思います。たまに猛スピードの車(明らかにプラス20キロ以上)もいますが、多くの車は特別早く感じません。

しかし、深夜のタクシーの速度超過はすさまじいものがあります。バイトの関係で、深夜にタクシーを利用することがたまにあるのですが、どのタクシーも猛スピードで、メーターは80キロをマークしていました。右折時の遠心力もすごい!

 

交差点での左折時の侵入速度も明らかに早いです。名古屋に来たばかりの頃は殺されるかと思ったことが多々ありました。

 

ウィンカーを出さずに車線変更

見る頻度★★★★★

Wkipediaの説明

車線変更する際にウィンカーを車線変更の直前に出す、またはウィンカーを出さないまま車線変更を行う。また車線の多い道路では2車線以上を連続で車線変更をしたり、交差点内において車線変更をする。 

 

ウィンカーを出さない車は多いです。自転車で車道を走っているとよくわかるのですが、一台の車の車線変更の頻度も多い。みなさんせっかちです。これは名古屋の常識ですね。

さらに、ウィンカーを左折の時に出さない車がたまにいますが最悪です。自転車は巻き込まれかねない。

 

車線またぎ

 見る頻度★★☆☆☆

Wkipediaの説明

車線をまたぎ、左右に車線変更を繰り返しながら走行する。車線変更禁止区間でも平然と行う。

 

車線をまたいだ状態で走っている車はあまり見ません。

ただ、知り合の一人で生粋の名古屋生まれ、名古屋育ちのおじいさんは車線のど真ん中を走ります。

 

右折フェイント

見る頻度???

Wkipediaの説明

右折車線または右折車両の待機している車線から追い越しをかけ、信号前後で直進できる車線に割り込む。

 

いまだに見たことないです。ほんとにやる人いるのか?

 

早曲がり

見る頻度★★★☆☆

 Wkipediaの説明

右折をする際に、青信号に変わったら即座に急発進し対向車より早く交差点を抜ける。Uターンする場合も同様。

 

これはたまに見る程度。大きな交差点で見られます。名古屋の大きな交差点では対向車までの距離がかなりあるためでしょう。

 

右折中の追い越し

見る頻度★★☆☆☆

 Wkipediaの説明

先頭右折車が右折待ちである場面で、後続右折車が追い越しをかける。

 

大きな交差点でまれにあります。前の車が右折して第二車線に行くのを、次の車が猛スピードで外側から追い越す場面に何度か遭遇しました。一歩間違えれば事故になります。

 同じ感じで右折中の追い抜きは結構見ます。

 

歩行者軽視

 

見る頻度★★★★☆

 Wkipediaの説明

横断歩道で手を上げている歩行者がいても無視して止まらずに進む。四輪車以外の車両も軽視されがちである。

 

いっつもです。歩行者信号が変わった直後なら渡れます。しかし、一度左折車が続くと、途切れるまで歩行者、自転車共に絶対渡れません。

 

 下の表から左折車がすごい速度で進入してくることが分かります。私も殺されそうになったことがありました。

 

以下の表は愛知県警察、埼玉県警察、兵庫県警察のホームページを参考に私が作成したものです。東京都についてはデータを見つけきれませんでした(すみません)。

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歩行者妨害等は簡単に言うと、名古屋走りの歩行者軽視のことです。

愛知県だけ歩行者妨害等による死亡事故件数の割合が明らかに高い。

 

さらに厄介なのがウィンカーを出さないパターンと組み合わさる場合。車道を自転車で走っていて巻き込まれそうになったこともあります。

 

駐車方法

 

見る頻度★★★★★

Wkipediaの説明

走行方法ではないものの、歩道上への駐車や交差点駐車も、同様の悪しき運転マナーとされる。 

 

特に3車線以上の大通では100%路駐している車がいます。車止めの標識があろうが関係なし。実際に車止めされている路駐車も見たことない。

金曜日の夜の栄はひどいものです。交差点の真ん中や、路駐のタクシーの隣で客の乗り降りをさせたり、二重追い越しなんかはよくあります。

 

路上駐車は自転車に乗っていると本当に邪魔です。やめてくれ。

 

間距離の狭あい

 

見る頻度★★★☆☆

 Wkipediaの説明

走行中に車間距離が車両一台分以上あると割り込んでくる。また信号による停車中の車間距離もかなり詰めてくることがある。

 

 

前半はさすがに言いすぎです。 全体的に車間距離が狭い感じはありますが、極端に狭くはないと思います。一般道であおり運転をする人もあんまいませんし。ただ、まれに危険な車線変更で割り込む人はいます。

後半に関しては、交通量も多いので隙間をあけるとかえって迷惑になります。

 

まとめ

 

 

いかがでしたか。

特に危険な名古屋走りをする人は世間がイメージするど多くないです。ほとんどの人は普通に運転しています。 しかし、路駐やウィンカーを出さない、横断歩道が渡れないなどの行為は、ほぼ名古屋の常識となっているように感じます。

 

みなさんがもし名古屋に来る機会があれば、このような常識があることを頭に入れておいてください。事故にあってしまいますので。

 

 ありがとうございました。